Hidesukeの日記 skiとKalafina、ときどきバイクGSX250R,GSX-R125

大好きな ski と Kalafina と バイク についての日記です

Kalafina 「空の境界第5章」と「sprinter」再考察・・

結局ですね、第5章、レンタルで見たあと、takaさんの
情報もあり、DVDBOXの中古、買っちゃいました。
何せ自分の大好きな「sprinter」の章ですから・・。
値段も手頃でしたし、程度も良好でした・・。

それで、「sprinter」については、何度か歌詞の考察
してるんですが、第5章との関連で、考えたことがあった
ので・・。

「1秒で越える永遠」と「君の瞳の中」、と「ここにいるんだ」
の部分、それと「君に会いたい」の部分ですかね。

アニメ見てなくても、言葉って、それぞれの受け止め方でいいと
思ってます。あくまで、想像(妄想)です。これも語り尽くされて
いる部分でもあると思いますので・・。

第5章のクライマックスの1つ、巴が荒耶に立ち向かっていく
場面。結界をかいくぐり、荒耶に一太刀、しかし、頭をつかまれ、
足先から消されていく中で、巴は
「ここにいたんだ・・。」と言って涙を流します・・。

最初、「sprinter」の歌詞のように、これは巴が自分の存在を
言っているのかと思っていました・・。荒耶は頭部だけになった
巴を放り投げます・・。逆さまに落下し消えていく中で、一瞬だけ逆さま
になった巴の視野が映ります・・。そこに映っていたのは、空間に閉じ込
められた式の姿・・。最初、あれ、とは思ったもののよくわからず、2回目
にスローで見て、はっきり気付きました・・。

そこから考えると、荒耶につかまえられた時から式が見えていて、(そうは
見えないんですけどね・・。)「式が」「ここに居たんだ・・」ということで、
巴の涙は、会いたい人にようやく会えた「涙」だったんじゃないかと。でも
両面あると思います。どちらともとれる「ここに居たんだ・・」の言い方
してます。

「1秒でこえる永遠」の「1秒」、巴が式が目覚めるまでにかせいだわず
かな時間、ととらえられていますが、巴が式を見たこの一瞬のことでも
あるのかな、一目だけでも、とよくいわれますが、この一瞬があれば
巴にはもう悔いはない・・。永遠に・・。

「僕がここにいた証は今もきっと君の瞳の中」
これは、巴の思い、その一瞬、きっと式は自分を見ていた。
だから、式は知っていましたよね。巴がここに来たことを。
(刀を見てそう思ったかもしれませんが)または、式とすごした
日々のことかもしれません・・。式の目覚めの時に出てくるので。

「君に会いたい」
これも巴の思いでしょう。はじめは残った人の思いかと思いましたが、
もう悔いはなくても「会いたい」なんでしょうね。

で、戦闘シーン後、喫茶店のシーンが出てきますが、2人の出会いと
その後を象徴しているのかなと。背中合わせに座る2人、遠くで手をふる
人、巴にとっては父さんでしょうか、式にとっては幹也でしょうか。左右
対称に通路が隔てられていて、それぞれ、別のドアから出て行く2人、
振り返って「さよなら」の合図、巴の顔が「楽しかったよ」と言っている
ようです・・。生きていたころは人形のようだった巴、皮肉にも偽物として
生まれ変わった後、式や幹也と出会い、人間らしい感情をもった巴は家族の
もとへ。式は現実の世界へ。幹也のいる・・。

歌詞の方の「ここにいるんだ」はやっぱり巴でしょうか。

第5章と照らし合わせた解釈ですので、楽曲で考えると、アニメのストーリー
とは違うところがあって、楽曲は楽曲、聴いた人独自の解釈でいいと思います・・。

どちらかというと、「sprinter」というより、「第5章」の解釈になってしまい
ました・・。