Hidesukeの日記 skiとKalafina、ときどきバイクGSX250R,GSX-R125

大好きな ski と Kalafina と バイク についての日記です

カービングスキーでの小回りの感覚

吸収動作による切り替えと前半押し回しを意識するようになってから、小回りの感覚がつかめてきている気がします。昨年までは立ち上がり抜重で小回りしていたので、当然、前半は荷重かからず、全く使えませんでした。(昔の感覚で、立ち上がらないと切り替えができなかった。自分は)で、後半に一発で方向と強さを決めて強烈にエッジングしてスピードコントロールするという、自分で滑っていても「小回りってこんなに疲れるもんなの?」でした。
コブも昔ながらの凸コブなら腹に当てて減速、切り替えてまた腹に、で滑れたけど、ミゾコブになると、全然滑れない。どんどん加速しちゃって発射という、どうすればいいの?状態でした。
昨シーズン終わり頃に、ミゾコブ対策いろいろネットで調べてたら「吸収動作で切り替えて、足を伸ばしながら、インエッジも使ってミゾコブの肩を削って減速」という感じの表現に出会い、「そうか、たしかにそれがうまくいけばミゾコブのミゾに突き当たらなくてすべれるかも(ミゾ、ミゾだと最後は発射のパターン)」ということで、もうシーズン終了間際だったんで、雪あるスキー場も減ってきて緩斜面で吸収動作での切り替え練習少しするくらいで、あとはイメトレ。ミゾコブすべれるようになりたい所からの平地小回りへの展開でした。
以前は後半に強く短い時間でエッジングしてスピードコントロールだったのが、今は後半は力まず、次の前半へのつなぎの意識。吸収動作で切り替えると前半から雪面に板を張り付かせられるので、押し回して、前半からスピードコントロールできるから余裕ができるし疲労も少ない。これは板が荷重かけるとまわる性質になってるからできることですね。(道具が変われば技術も変わる・・)
そういう滑り方だと、前半からエッジ効いて弧を描けるし、今までは「斜面(地形)に合わせて、どこでエッジングしようか」だったのが、こちらから押していくと斜面(地形)がどうであろうと、とにかく雪面に板を押しつけて回せばスピードコントロールできるので、一般ゲレンデであれば多少凸凹あってもラインとかあまり関係なく小回りいける感覚になってます。(でも、やっぱりせまくて深いミゾコブは、いろいろ使わないと簡単にはいかない。吸収切り替え、バンクライン、あとあんまりできないけどヒールキックとか・・)
もう一つが、小回りするときの板の動きと体の軸の関係です。それが少しわかってきた。
後半、板が自分の体の前にきますよね。場合によっては体が正面向いてるので、板と上半身は90度ひねられてる。で、板はそのままの方向に行くわけですが、そこで体を谷方向に落とすと、板をひねりもどす力が生まれて、脚もうまく使うと藤井プロいうところの、回転半径以上に小さい弧が描ける。ひねりもどす時に雪面をどのくらい押すかでスピードコントロール、後半のはじめでエッジング、次のターンへと。板がS字を描く上を体が前後に移動してる感じでしょうか。または、体の下で板がS字を描いて動いているとも言えるかもしれません。
その時に、微妙に後ろに乗ったり前に乗ったりして走らせたり、方向決めしたり。
・・自分は大回り大好き人間なのですが、最近、iRACEのおかげもあり(小回り後半のエッジングがばっちり効く。藤井プロの言う壁が移動してくる感覚がわかった気がする)、小回りも楽しいかも、となってきています。たぶん、まだまだ小回りの世界の入り口なんでしょうけど・・。