「毎日誰かを想い、過ごす事は心の支えで、目覚めた時の緊張感が1日に
張りを与えてくれます。そして、同時に自分の未熟さも感じ常に目標を
掲げ続けるのが自分の人生なのかな…と考えています。」
「理想と現実が近づいたと思ったらまた離れていき、追い求め出すと走り
続ける、この繰り返しを続けていけるのも当たり前ではなく、たくさんの
[心]が与えてくれた環境なんだと…。」
「自分の人生なのかな・・」「続けていけるのも当たり前ではなく・・」
このあたりの文を読んで思い浮かんだ言葉は「宿命・・」（そんな重い
ことを書こうというつもりはないのですが・・）
白鵬関が大鵬関から言われた言葉が「横綱は宿命」。ここからは自分の
解釈です。横綱は最後の砦。もって生まれ、磨きあげた「心・技・体」
をもつ者にしかつとまらないし、もって生まれたからにはつとめなけれ
ばならないのだ・・。
歌がうまい、歌手になりたい、という人は本当にたくさんいると思います。
でも、実際にデビューし、長年その道でやっていける人は一握り・・。
スポーツ選手の「体」に相当するのは「声質」でしょうか。
類い希なる「声質」の持ち主であり、歌にこだわりをもち続ける以上、
目標は常に高みにあり、近付いては離れることでしょう・・。でもその
世界から離れることはできない・・。それが言葉で表せば「宿命」・・。
なんだか大げさになってしまったかもしれませんが、みんな大なり小なり
「宿命」はあると思います。何かしら得意なこと、好きなこと、こだわりは
あると思うし、いやになることがあっても、そこから離れられないのが
「宿命」かな・・。
